第2話

 アイツとソイツの音楽をテレビで最初に聴いた瞬間、気に入った。だからすぐ様、レコードショップに行って、見つけてアイツとソイツのシングルを買った。

 やはり凄かった。

 聴けば聴くほど、聴き惚れた。

 カラオケに楽曲が入って、その曲ばかりを歌いまくった。

 凄い心地良いリズムですぐにノれた。

 違和感なく曲に入れた。だからと言って最高とならなかった。ソイツの声のイメージがそれを邪魔していた。

 最高に好きな曲で歌いやすいし、ノリやすい。だけど、それを邪魔してしていたのは自分の声だった。

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