エセ邪教集団に強引に幸運になれる壺を買わされた俺氏、なんの因果か異世界で壺に転生してしまったんだが……〜それはそうとマジでTUBOtueee!!!なんだが?〜
第2話 どうやら俺は異世界に転生したらしいのだが、何故か小さな小壺に成った挙句、暗くて小さな部屋に閉じ込められているのだろうか……
第2話 どうやら俺は異世界に転生したらしいのだが、何故か小さな小壺に成った挙句、暗くて小さな部屋に閉じ込められているのだろうか……
う、う〜ん、ここは何処だ?私は瓶無。
はい、どうも
突然なんだがコレどう思う?
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種族 幸運の壺(笑) Lv.1 Rank1
ステータス
耐久 777/777
魔力25/∞
信仰0/∞
幸運777
ご利益
水 苔 ダンジョン製の良いナイフ
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壺に押し潰されて壺に転生wwってか?わはは!笑い事じゃねぇわ!しかも種族幸運の壺(笑)ってアウトじゃねぇか!絶対ニセモンだろ!
はぁ、それにしてもここは何処なんだ。暗いし、動けないけど(ってか足すらないんだがー)コトコト揺れたら何かにすぐ当たるし、挙句にはダンジョン製の良いナイフって、ローグライク系の異世界か?
はぁ、取り敢えず誰かに見つけて貰うまではゆっくりしていきますか。
サイド ???
砂嵐が吹き荒れる砂漠の中、ゆっくりと進むラ・グーの引く馬車に揺られながら、とある少女は先の不安を感じながら進んでいた。
「早く、急がないと……もう我が国に残された水源は後僅か、王宮魔導師達が頑張って不慣れな水の魔法を使い、何とか凌いでくれているが……それも何処まで持つか……」
舞い上がる砂煙や
そんな彼女が大した目印も無い砂漠を進んでいると、不思議な洞窟が目に映った。
それはダンジョンと呼ばれる魔窟、定期的にスタンピードと呼ばれる暴走を起こし、国からは嫌われ、冒険者からは命の危険のある金の成る木として見られている厄介者だ。もちろん、冒険者でもある彼女も見つけ次第、ある程度の内部調査をしてギルドに報告する義務がある。
「最悪だ……こんな時に限ってダンジョンなんて……くそっ!こうしてる暇はない!グータ、あの洞穴の中で待っててくれ!」
洞窟の直ぐ前に着くなり、急いで彼女はラ・グーの引く馬車から降りて帯剣ベルトを付け、お守り代わりのナイフをベルトに固定する。
そうして、彼女は欲深き愚者と勇ましき蛮勇を誘うと云われるダンジョンに入っていった。これから起こる御伽噺の始まりへと……
サイド 幸運の壺
………、はい!ゆっくりして多分1週間、誰も来ませんでした!
それにしても、ここに居ると何故か空中から変なモノが落ちて壺の中にきえてくんだよなぁ……何でだろ。ステータスにもなんか増えてるし……
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種族 幸運の壺(笑) Lv.7 Rank2
ステータス
耐久 777/777
魔力137/∞
信仰0/∞
幸運777
ご利益
水 苔 ダンジョン製の良いナイフ 回復ポーション 解毒ポーション 転移魔法陣 吹矢トラップ 毒霧トラップ 土 結界
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何かメッチャ増えてるんだよなぁ……変な物が吸収?される度に魔力が増えていってるしなぁ……まあいいか!
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