小説書くのには波がある
私、小説書いているのは趣味で書いているんですけど、ちょっと小説を書くのが
億劫な時期がありました。
今回は少し私の苦悩を、エピソードを交えつつ紹介したいなと思います。
*
小説を書くことが億劫になってしまった事の原因の理由としては、展開が思いつかなかったりだとか、キャラクターがいっぱいいる場合は、キャラクターの見せ場、キャラクターのセリフを考えたり…etc. そういう事をじっくり考えて、考えすぎて脳が疲れてしまったのが理由かなと思います。
ちょっと今物語の展開を考えるスイッチ入ってないなーとか
今日物語を書く気分じゃないや、ってやる気が起きずに、他の物事に興じる事が
多々ありました。
他の物事に興じているときは、小説の事は極力考えていませんでした。
しかし、ふと我に返って、自分はこのままでいいのだろうかと感じ、
机に向かってペンを取る日もありました。
でも、日々小説を書いていると『今日物語を書く気分じゃ無い日』という日が
やってきます。(私の場合ですが……)
そういう時は、やっぱり動画を観たりスマホ弄ったり……っていう所謂『他の物事に興じるモード』になってしまうのです。
そんな日々の繰り返しでした。
一つ、私のそんな生活っぷりが分かる一例を紹介したいと思います。
私はまだカクヨムにも、他の小説投稿サイトにも出していない作品を書いていました。(ちょっと書いてみようかなー程度の、習作といえばいいのでしょうか。
元来文章を書くのは好きだったので、授業中とかによく妄想して、妄想した物語を
ノートに書くみたいな、それめっちゃ黒歴史じゃんみたいな事はしょっちゅうしてました。
しかし、問題は、その習作を書き上げるのに約三年くらい費やしたことです。
えっ何それめっちゃ大作じゃん! めっちゃ長編じゃん! と言う読者さんの声が
聞こえるのですが、実際は私の怠惰なモチベーション(?)によるものです。
(実際長編ではあります)
私は小説を一本書き上げるのに、ちょっと書いて、展開が思い浮かばないから
ちょっと書くの辞める、みたいなサイクルを繰り返していくうちに、いつのまにか
半年くらい経っていました。
「あ……これはやばい、書かなきゃ」
って思っても、なかなか筆が乗らない、気分が乗らない。
たまに気分が凄く良い日、とかはノリノリで
「今日めっちゃ書けるやん! よっしゃ、このまま書いたろ!」
と、全力疾走してる馬並みに筆が走るんですが(表現力皆無)
なんかちょっとメンタルやられた日とかは、
「あ、もう駄目だ。私もう書けん」
と思って小説書くの一時的に辞めたりする事などが、頻発的に起こっていました。
そして、気分転換に別の小説書いてみたり……。
それが日々積み重なって、気がつけば二年目に突入していました。
私はそこでやっと
「あ……これ、本当にヤバい。そろそろ完結しなきゃ、このままグダグダしていて、
小説いつまでも書かないっていう状態だ。これじゃ、いつまで経っても前に進めないな」
と気づいて、なんとか書き上げました。
・小説を完結させた時の喜びを想像する
・自分の小説のキャラクター達に最終的に至って欲しい結末を想像する
・そして私が脳内で描いているラストシーンを想像する
この三つをモチベーションにして頑張りました。正直二つ目と三つ目は
ほぼ一緒な気もするけど………(汗
そして三年目に突入し、二月になり、世間がバレンタインなどでウキウキしている
時期に、ようやく書き上がり、完結させることができました。
いやぁ、途中で筆を折らなくて良かった……本当に良かった…。
小説を完結した時は
「自分にもやればできるんだ、やれば小説一本完結させられるんだ!」
という達成感がフツフツと湧いてきました。いやぁ、あの感じはまた
経験したいですね。
以上、私の経験話でした。いやぁ、人間、物事をどんどん先延ばしにできる
ものなんですねぇ。
あと一つ、エピソードがあります。
その習作とは別に、もう一個まだこのカクヨムにも出していない、他の小説投稿サイトにも出していない作品があります。
十二人の男女が見知らぬ場所に閉じ込められちゃったー! っていう感じの脱出ゲーム的な小説なんですけど、その作品(以降、脱出ゲーム小説と表記します)
は、知人に見せていました。
しかし私の、上述した『しばらく書けないわ、ちょっと小説書くの休むね』という
至極自己中心的なモードに入ってしまったので、しばらくその脱出ゲーム小説は
知人と私の話題には上がりませんでした。
そして、私は書きたい小説のネタがいっぱい浮かんできたり、上述した習作と
脱出ゲーム小説を並行して書いていたため、今日は習作の方書こう、とか
思って、なかなか脱出ゲーム小説にも着手できていない、という日々でした。
「あっ、これまた負の無限ループ入るやつじゃん」
と頭では分かっているのですが、なかなか行動に移せませんでした。
そして遂に、私の身勝手で自己中心的な考えで、もう脱出ゲームものの
小説書けない! 展開が思いつかないから辞める! と、とうとう匙を投げて
しまいました。
こうして書くと、本当に自分は情けないアンポンタンだと思いますよ、えぇ……。
その旨を知人にも伝えたところ、知人は
「続きが読めないのは残念だけど、自分のペースで頑張ればいいんだよ」
と、言ってくれました。
もう本当に、その知人には頭が上がらない……。
自分勝手な筆者ですが、最近その脱出ゲーム小説の続きを書こうかなと
思い始めています。
やっぱり未完成のままなのは寂しいですし、せっかく自分で産み出したキャラクター達を物語の中で活躍させてあげないと可哀想だな……と思ったことも一つの理由です。
そしてやはり自分も、自分で勝手に「もう辞める!」と言っておきながら
「やっぱりちょっと早計だったかもしれないな……。時が経てばまた書けるかもしれないのに、あぁ、取り返しのつかないことを言っちゃったな……」
と後悔したものです。
でも、私はもうなるべくそういう後悔はしたくないし、自分の書いている作品には
これからはちゃんと責任を持って書き上げたい、と思い直しています。
これからも小説を書けない! ってなる日が周期的に来るとは思いますが、
知人の言う通り、自分のペースで徐々に、ゆっくりと、書いていこうかなと思って
います。
こんな不束者ですが、これからも見守って下さると嬉しいです。
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