第27話【第1章のまとめ】

 さてこれまで『空想系サブカルの夜明け前』として、序章に当たる話を色々と書いてきましたけれど、気付いたら周りのことを考えず、自分の好きなように書いていました。ここまで全27話分(プラス前書き2つ)。自分でもびっくりです。


 結局は手持ちの本や資料を引っ張り出し、それを基に見えてくるものを拾い上げ、自由な形で書いていっただけなのですけれど、これ、エッセイとしてなりたっているのかどうか。ちゃんと伝わっているかどうか、本人はわかりません。

 

 でも、ここまで書いてしまいましたので、このままのノリで突き進んでいきます。趣味・娯楽で書いているアマチュアWEB作家なんですから、怖くも何ともありません。

 そんなわけで、今後の予定を少し書きたいと思います。


 当初、『ロードス島戦記』と『ソードワールドRPG』は、次の章で扱うつもりでした。関連としてはそちらの方が近いと考えていたからです。

 でも年代的にはその前ですし、最後の締めくくりとして使うのなら、このネタもありかも。まだまだ書くことはたくさんありますから、概要的にその頃のことだけを書くことにしました。


 次の章からは、『ドラゴンマガジン』を中心に据え、当時のことなどを出来る限り引っ張り出したいと考えています。

 一応、手元に残る最古のものは1990年1月号。そこから2001年6月号(そこで読むのをやめた)まで続けて残っています。

 どんな形で取り上げ、また派生して何をどう取り上げるか。大雑把なものしか決まっていません。

 

 書き出してみると、色々と書き残したいことが出てくるんですよね。この最初の章だって、当初はそんなに書くことは無いだろうと思っていたのに、気付いたらここまで膨れ上がっていましたから。きっと同じことになると思います。


 『ドラゴンマガジン』の購入をやめ、TRPGからも完全に離れてからもう20年以上の時間が経ちました。殆ど触れることはなくなっていましたけれど、こうして書いているうちに色々なものが思い出されたり、新たな発見があったり。

 昔の気持ちとはまた違った気持ちで楽しめました。

 

 まだ書き始めたばかりでしたけれど、80年代の終わり(昭和末期)から90年代前半(平成初期)における黎明期において、色んな人たちが試行錯誤し、ファンもそれについていったからこそ発展を遂げ、今のライトノベルやコミック、TRPGがあるんじゃないかと、そんなことを感じました。


 もはやこの出来上がっていく過程をリアルタイムに経験することは不可能ですし、若い世代のかたがたがどれほど興味を持っているのかわかりませんけれど、その頃を知るアラフィフ世代としては、少しでも残せるものは残したいと考えているのです(プロ作家でない私でも、こうして発表する場所を持てるのですから、WEB投稿サイトに心より感謝です)。


 私には若い人たちのように、時間も発想力も、また創造力ありません。先が見えているアラフィフでしかないのです。

 でもその時代の経験はあります。30年前以上前の経験は、今の若い世代がどう頑張っても経験できないことなのです。

 だから代わりにそれを書き残すことくらいしか、私に出来ることはありませんが、それでも多くの人たち、特に若い人たちにこんな歴史があったのだと読んでいただけると幸いです。


 これにて、第1章は閉幕です。

 第2章からはいよいよ当時の『ドラゴンマガジン』を元に、色々と語れることを語っていきたいと思います。

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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