第18話

――翌日、昨日の一件もあり、吾輩はすっかり疲れ果てていた。……さすがに無茶をしすぎたかもしれない。

だが後悔はしていない。

なぜならこうしてまた会えたから……。

吾輩は嬉しさのあまり飛びついた。

すると今度は逃げられなかったばかりか、逆に抱きしめてくれたのである。

嬉しい。すごく幸せだ。

吾輩はそのまましばらく甘え続けたのであった。…………それからどれくらい経っただろうか。

ようやく満足した吾輩はそっと離れた。……それにしても不思議だ。

吾輩は猫であり、相手も当然、人間だというのにまるで問題がない。むしろ心地よいとさえ感じる。

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