16p
何を食べる気にもなれない。
ポエムを書く気にもなれない。
でも、手を動かしていないと自分を保てないと思う。
だから、取り敢えず、起きた出来事だけ箇条書きしていくことにする。
第一に、彼は死んだ。
葬儀も通夜も晴天の日に執り行われたというのに、行くことはできなかった。現実を受け入れることができなかった。
第二に、それから2ヶ月が経った。
心の整理がまだつかない。何度もあの光景がリフレインする。学校にも行ってないし、カウンセリングも受ける気にならない。
第三に、冷たい彼の身体を1番最初に見つけたのは私だ。
今でも後悔している。なんで、私はあの日あの時、彼がいる場所をわかってしまったんだろうって。
駄目だ。また吐き気がしてきたので、書くのをやめる。また、気が向けば。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます