カクヨムリワードよもやま話

矢木羽研(やきうけん)

2023年4月:はじめてのリワード!……ショボすぎない?

2023年の2月からカクヨムに投稿をスタート。そして4月14日に、2ヶ月遅れで反映されるリワードが確定。気になるその獲得量は……26ポイント!日本円にして26円の価値!


広告PVが785で、アドスコアが728。これのだいたい5%が相場と聞いていたが、実際はアドスコアの3.6%にも満たない。少ないだけならまだしも、amazonポイントへの引き換えは500ポイントからで、しかも有効期限はわずか1年というのは厳しすぎる。


PVは月ごとに増加傾向にあるとはいえ、現状では相当気合を入れないと最低限のラインすら満たせない予感。しかもそれだけ力を入れても年間500円というのは、お小遣いとしてもちょっと寂しすぎる。


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私のネット小説投稿歴は2021年の11月、アルファポリスから始まった。その時は短編を何作か投稿したのみだが、2週間足らずの期間に300円分のポイントを稼ぐことに成功し、予想以上の手応えを感じたものである。たかが300円だが、amazonで格安の古本を買ったりkindleのセールを利用することはできる。自分の小説で稼いだカネで読む本というのはまた格別である。


もっとも、当時はレギュレーションを甘く見ていた部分があった(規約違反で多くの作品を公開停止にされた)のだが、それでも最低限の交換可能額(同額のamazonポイントへの変換)である100ポイントを1ヶ月で満たすのは容易。全く新作を投稿しなくても自動的に稼げるラインまで持っていくことも決して難しくない。


しかも、アルファポリスのポイントの有効期限はたっぷり2年間もある。2年以内に100ポイントを獲得するのは極めて容易だと思われる。カクヨムの場合、ただでさえポイントが得にくい(アルファポリスは新着に載るだけで結構見てくれるが、カクヨムにはそれがない)にもかかわらず、有効期限は半分で最低交換額は5倍。単純計算で収益化に10倍のハードルがある。やってられねぇ。


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もちろんカクヨムにもいいところがある。まずはギフトという投げ銭機能。またイベント参加による報酬。これらを活用すれば500ポイントというのは意外に早かったりするのかも知れない。


また、ユーザーからの反応のもらいやすさというのは他のサイトと比べても段違いだと思われる。というよりアルファポリスの反応率が低すぎるというのもあるのかも知れないが(例えば感想返信に通知が来なかったりするというUI面のつまらなさも理由だろう)、カクヨムは唯一の読者がコメントをくれるというケースすらある。


自主イベントなどもあり、ユーザー同士の横の繋がりも強く感じる。実態が見えにくい(第三者ユーザーの作品投稿以外の活動が見えない)アルファポリスはさておき、例えば「なろう」だと読み専門と書き専門に二極化される傾向が、少なくともカクヨムよりはずっと強い。


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現状ではカクヨムでの収益化は諦め気味なのだが、こちらを辞めたからと言って他のサイトのPVが増えるとも考えにくいし、また感想のやり取りなどの利用価値はあるので、今後も他のサイトと並行しつつ引き続き利用する予定である。


また小説サイトを利用するのは、あくまでも書きたい作品を書くのが第一の目的であって、収益化はおまけという主従関係だけは忘れずにいたいものである。

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