第2話 第一の壁

手ごたえを感じた後、登録していた2サイトを見る。


どれもこれも金額が安い。


けど、編集初心者だし、実績を積むためと思えば、安くても仕方ない。


目に留まった募集内容に応募する。


当然、すぐに返事が来るわけもなくしばし待つ。


待っている間はタスク(単発の仕事)に掲載されていたアンケートやライティングを熟していく。


が、1週間たっても返事が来ず、やっと「メールが来た!」と思ったら


『応募した仕事の掲載期限が過ぎました』



「なんか一言あっても良いんじゃ?」


そんなことを思いつつも、再度募集内容を調べると、同一人物が全く同じ内容で募集をかけていることが発覚。



「この人、募集はかけているけど、採用する気はないんじゃないのかな…」



素朴な疑問を抱きつつも、他の募集に応募する。


またしても返事がない。



この返事がないパターンが一番厄介で、他に応募していいのかわからない。


もし万が一、両方採用されてしまったら、作業に追われ、家事がおろそかになるどころか、育児に差し支える可能性もある。


「どうしたものか…」


そうこうしているうちにメールが来た。


『応募した仕事の掲載期限が過ぎました』



「ですよねぇ~」としか言えませんでした。


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