第26話 誰そ彼
買い物帰り、ふと足を止めた。
立ち入り禁止のフェンスの向こうに誰かがいる。
空き地の真ん中に突っ立っている。
いわゆる黄昏時というやつで、顔がはっきりと見えない。
目を凝らしていると、
「見たい?」
と真横から声がした。
鼻先が触れそうな位置に、首を90度傾けた女の顔があった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます