第23話 生き神様

我が家を代々守ってきた生き神様に会うため、父と地下室へ降りた。


広大な空間の中央に、朽ちた鳥籠。

促されるまま中に入ると、カチリと冷たい音が響いた。


「何故お前をここに連れてきたのか」


格子の外で父が穏やかに話す。


「わかるだろう?」


解らない。

解らない。

解りたくない。

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