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ウゾガムゾル

楽観ウイルス

楽観ウイルス(別名: ポジティブウイルス)とは、ウイルスの一種である。人間に感染し、その思考の傾向を変容させることが最大の特徴である。


概要

楽観ウイルスは地球上の人類の98%が保有している。既知の感染源が100%が母子感染である。感染後は脳に侵入し、脳細胞の核内に遺伝子として潜伏する。およそ1才〜3才頃に発病し、シナプスの結合を変容させ、宿主の性状を楽観的で積極的で、自信に満ち溢れたようなものへと歪曲する。その結果、リスクを顧みないことによる事故率の上昇、地球規模の問題への無関心などを引き起こす。治療しなければ生涯に渡ってこの影響は続く。

感染者の99.99%以上は自身の感染に無自覚であり、逆に感染していない者を「うつ病」と呼び治療して来ようとするため注意が必要である。


治療

楽観ウイルスは適切な治療によって除去することが可能である。ただし約30%の確率で再発するため注意が必要である。また既存の医療機関の診察を受けた場合「うつ病」の治療と称した行為が始まり、症状が急速に悪化する。最も効果的な治療法は学校または職場に通うことである。短期では治療の成功率は低いが、長期的に続けることで効果が飛躍的に高まる。治療後は正常な思考を取り戻し、「正常な死」を遂げることが可能である。

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