宿に行くと‥

そうして柚葉（ゆずは）とシスターマリアンヌは

ジェローム達に会いに彼らが滞在している宿へと向かった。

「宿もですけど日本庭園の庭が素敵ですね」柚葉

「ええ、此処の宿は豪商の方々に士族に華族の方々も利用される宿ですから」

店の者は笑顔で話すのだった。

宿には伊万里の皿なども飾られている。

「伊万里の皿などは外国のお客様には喜ばれてますよ」

「あとでまた女将さんに‥」マリアンヌ「はい」宿の者

廊下の床　床の木は塵一つなく磨き抜かれ

そうして磨かれた廊下を通りぬけて　奥の部屋に案内される

「こちらですよ」店の使用人が案内して立ち去る

「おお、シスターマリアンヌ　それに柚葉ちゃん」

ジェロームは二人をそれぞれ抱きしめる

「あ、あの」こうした抱擁に慣れてない柚葉（ゆずは）は驚くばかり

それに頬にもキス

「きゃあ」「あ、失礼　柚葉ちゃん」

「ジェローム様」ナジム

「おや、この方たちは？」一人の身なりの良い若者が声をかけた。

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