治癒術師の非日常―辺境の治癒術師と異世界から来た魔術師による成長物語―

設定3 五大国と栄花

お話しの中で【商国トレーディアス】　【魔科学と機械の国：マーシェンス】等の国の名前を出した為、それぞれの国の設定を後悔します。

治癒術師の非日常の世界は主に５つの大国がありそれぞれが〇王の名を関しています。

北が常に雪が降る鍛冶と闘争の国「ストラフィリア」　

　様々な個の武力を評価し必要とあれば王自ら他国に攻め入る事も厭わない「覇王」が治めている強国であり他国間同士の争いに必要とあれば傭兵を派遣する事と質の良い武器を輸出する事で成り立っている。

東が最古の歴史と恵まれた豊かな自然に囲まれた歴史と薬品の国「メイディ」

　人口の殆んどが長命種のエルフ族や獣人族であり他国では既に失われた薬品の製造方法を唯一保持しており「薬王」と呼ばれるエルフ族の青年が国を治めている。

薬品以外にも自然に恵まれた場所でないと見えない精霊という魔法生物を使役する術者が多い事でも有名。

西が世界最大の港町を持つ貿易国「トレーディアス」　

　全世界の商品がこの国に集まり全国へと渡る貿易の要であり特に秀でた武力は無いが敵に回すと一番厄介と言われる「商王」が納めている。

富裕層が最も多い為に教会が多く、教祖と呼ばれる教会のトップも滞在している為仮にこの国が攻められた場合教会所属の紛争地帯に派遣されている治癒術師達が各国から召喚され教会を守護する名目のもと襲撃した国を逆に攻め始める危険性がある。

南東が世界で最も秀でた魔導具技術と機械の国「マーシェンス」

　全世界有数の魔道具と機械の国で唯一治癒術師が居ない国で「賢王」が納めている。

最近では他国から来たマスカレイドと名乗る人物が魔術と治癒術の知識を機械技術と融合させることで魔導具と魔科学兵器と呼ばれる道具と武器を新たに生み出し国に貢献した。

特に治癒術が付与された魔導具を使用する事で治癒術師が居なくても怪我の治療が可能になり、更には魔術の使用が不得手な者でも魔導具を用いて体内の魔力を増幅させる事で魔術を使用出来るようになった。

南西が学問と魔導の国であり飽くなき探求の国「メセリー」

　魔術師と治癒術師を教育し育てる事が出来る唯一の国であり未開の地が多い神秘の国で「魔王」が納めている。

常に新しい術が開発され続けており全世界の魔術と治癒術の発展に貢献し続けている。

100年前までは魔術と治癒術は同一の物であり、魔法という名で扱われていたが後に賢者と呼ばれる二名が研究し魔術と治癒術として新たにカテゴリー分けされた為新たな学問として分かれた経緯がある。

今作の主人公の最初の舞台でありここから物語が始まった。

それらを纏める世界の中心の国「栄花」

　議会制の国で他国とは完全中立の立場を守っており、他国間での争いの仲裁等を行う国であり「栄花騎士団」と呼ばれる独自の戦力を持っている。

栄花騎士団には五大国から選ばれた者と栄花の国民で構成されており、魔術や治癒術と肉体強化の使用を同時にする特殊な戦闘技術を有しており国としての戦闘力においては世界一と言われる。

特にこれと言って大きな産業等は無いが、様々な国に冒険者ギルドを置く事で職に溢れた者達に一定の冒険者という職を与える事で国では即座に対応しきれない問題を冒険者を率いて解決する組織を作り上げそれらの管理をそれぞれの国へ一任する変わりに依頼の報酬の2割を栄花に支払う契約を行なっている。