中日ドラゴンズ日記

第1話 中日ドラゴンズはどこへ行く

オープン戦は楽しかった。

田中幹也が躍動して期待した。率は低いながらもアキーノがホームランを連発した。

細川がキャンプから一貫して輝いた。

ブライトが、二年目こそはとホームランを連発して目立った。

期待の選手を使うために2000本安打を控える大島や、近年調子のあがらない高橋周平を使わないでおくか、それもどうしたもんか……などといらぬ悩みを楽しんだ。

幹也の脱臼による今期絶望、村松まで離脱という新人内野手ショックがあっても、「投手陣は万全 ! 涌井が加入して、福谷も好調と先発6人が固まった。ヒロシや新人仲地がよくても、なかなか先発させられないなぁ。しかし、先発は6回まで頑張れば、清水→ジャリエル→ライデルで万全だから、心強いよな、ホント」と、全然ポジれた。

そして、WBC日本代表に(メジャー組抜きとはいえ)唯一勝った中日は

「世界一強いんじゃね?」とか、戯言を楽しんだ。

開幕直前、ジャリエル亡命から、転落が始まった……

まだ開幕戦は、小笠原渾身の145球と逆転勝利で沸き立った。

巨人に負け越しても、続くヤクルト戦では先発は好調、WBC戦士高橋宏斗には勝ち星をつけてあげられた。

「さあ次から、苦手のハマスタでのDeNA三連戦だけど頑張ろう !　」から、

まだ一週間もたっていないのに、どうしてこうなった。

・大不振で自身喪失の期待の新外国人アキーノ

・代打で力なく三振した翌日に四番起用のアルモンテも打てず

・周平離脱

・福谷炎上

・8試合で4完封負け

・そして最下位転落

広島戦で気分変えようにも、全く打てず、ようやく9回裏無死満塁の好機を作るも

四番ビシエドが初球打ちゲッツー……

三連敗。

更に、試合終了後にショックに止めを刺す、

・大野雄大、遊離軟骨除去手術で復帰8月

・松葉コンディション不良

・後藤駿太もノースロー

といった情報……

もうどうしようもないと思ったところで、「ビシエド登録抹消」の報。

「えぇっ?? 確かに昨日のゲッツーはひどかったけど、アルモンテでもアキーノでもなく、なんで実績のあるビシエドを落とすの?百万歩譲って、アキーノやアルモンテとセットで抹消し、若手をあげる、でしょ??」

立浪監督、中日ドラゴンズ、どこへ行く??