私
それから、生放送外でも私はムトと通話するようになった。
毎日何時間も、
私はそのころ働いて無くて平日の深夜というのも関わらずムトは朝まで付き合ってくれた。ムトは平日も朝早くからお仕事だというのに本当に申し訳ないと思う。
だけど、そうせずにはいられなかった。
時間さえあればユウトの事を思い出して泣いてしまうし、忘れたいのにいまだにユウトは連絡をしている。
私がユウトを独り占めしたいという独占欲が関係を終わらせてしまったんだと。
「また、会いたい」とかいってくる。
まだユウトが好きな私は連絡をくれるのは嬉しかったけど、言いたくない言葉しか出なくてユウトを突き放した。
ごめんね、ユウト。
私のこんなクソみたいな性格に振り回されて。こんな私と付き合ってくれてありがとう。
ユウトには会いたいけど、他の女の子と連絡を取っているユウトはもう見たくない。ユウトは好きだけど、そういう事しているユウトは許せないし一番嫌い。だけど私が我慢すればいいだけどの話。
今の私じゃまだその状態を我慢することが出来ないのはわかっていた。
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