前のエピソード――新人賞に値するよい小説とは、どういうものですか？

Ｑ　映像化に向いている作品とはどういうものですか？

Ａ　登場人物が多いと出演者が多くなり、制作費が膨らむので登場人物が少ないほうが向いています。魅力的で強烈なキャラクターの主人公が一人いれば充分です。宇宙空間や古代など、ＣＧやＶＦＸを必要とする舞台は制作費がかさむので、舞台は現代の地球が望ましいです。大掛かりなセットや特殊効果を必要とせず、簡易なセットやロケで撮影できるものがよいでしょう。

　　シリアルキラーものやエロチックなものなど、過激で残酷な描写を含むものは地上波のテレビドラマとしては作成できず、映画でも年齢制限が設けられることが想定されます。避けたほうが無難でしょう。

また映像化不可能で活字媒体でしか成立しないトリッキーな作品は向いていません。

Ｑ　映像化不可能で活字媒体でしか成立しないトリッキーな作品を挙げてください。

Ａ　申し訳ありません。いわゆるネタバレになるのでお答えを差し控えます。

Ｑ　斬新で前例がないアイデアなどありますか？

Ａ　あります。ですが、見つけるのは難しいでしょう。