小さな一歩から、大きな変化が訪れましたね。
　主人公の少年には、共感できます。
　この世のけっこう多くの人間が、ヒーローにはなれない自分を情けなく、悲しく思いながらも、年月を重ねているのではないでしょうか。
　面白かったです。

　いじめられている少年に話しかけるのは、さぞ勇気が必要だったでしょうね。
　状況に変化は訪れるのでしょうか。
　先生もいじめを知っていて、黙認、あるいは加わっているのなら、厳しいですね。

　とても簡潔にまっすぐに、いじめに対する心情が書かれていると思います。
　一人称主人公の、いじめに対する嫌悪の感覚に、好感の持てる冒頭ですね。

少年二人は新しい一歩を踏み出せるんでしょうか？