第6話 A地区への電話

”こうじくん”を知っている人はいませんか?

聞いたことある、知っている、という人は以下のTwitterまで DMください。

アカウント名:野菜(こうじくん)

アカウントID:yasaiyasaihara

よろしくお願いします。


----------------------------------------------------------------------


”こうじくん”と”A地区”という場所が関係しているのではないかとわかったので、次は”A地区”の住民の固定電話番号を調べ、電話をかけて直接聞いてみることにしました。


電話をする際に、自身の電話番号などが知られると、私の携帯にも迷惑行為を行われる可能性があるため、近所の公衆電話から電話をかけることにしました。

また、通話内容を後で確認するために、S〇NYのイヤホン型録音機「マイクロホン」を約2000円で、購入し、挑みました。


今回も不審者と思われないように、前回成功した大学名を言って、相手を油断させる作戦を取ります。


合計13軒の電話番号を入手できたので、電話をかけていきます。


以下に通話内容を記載します。


----------------------------------------------------------------------


野菜:

突然のお電話申し訳ございません。

私、〇〇大学の野菜(本名)と申します。

今、大学で民俗学の研究をしており、”こうじくん”という言葉を調べているのですが、何かご存じではないでしょうか。


1軒目:

ガチャ、、プープー(電話を切られる)


2軒目(おばさんの声):

、、、知りません。(電話を切られる)


3軒目(お婆さんの声):

知りません。(電話を切られる)


4軒目(おばさんの声):

かけてこないでください。(電話を切られる)


5軒目(おじさんの声):

聞きたくありません。(電話を切られる)


6軒目(お婆さんの声):

おころしそうかしほうしころざもしこうしああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、、、(意味のわからない言葉)


7軒目(おじさんの声):

聞くな。(電話を切られる)


8軒目(若い男の声):

あ、そうなんですね。

はい。

親に聞いてきます。

(保留音)

お待たせしました。

知らないそうです。すみません。


9軒目(おじさんの声):

知らない。(電話を切られる)


10軒目(お爺さんの声):

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね、、(電話を切られる)


11軒目(お婆さんの声):

、、、遊ばれてください。(電話を切られる)


12軒目:

ガチャ、、プープー(電話を切られる)


13軒目(おばさんの声):

いません。(電話を切られる)


----------------------------------------------------------------------


途中で心が折れるかと思いました。


電話に出た時は普通の対応だったのですが、”こうじくん”の名前を出した瞬間、ほとんどの人がおかしな反応になってしまいました。


まともに話せたのは、8軒目の若い男の人だけでした。


しかし、”こうじくん”という単語に反応するということは、何か知っていることだと思います。


電話では、情報を得ることができなかったので、怖いですが、土日を活用して、”A地区”に実際に出向いてみようかと思います。

一人では怖いので、友人を生贄に連れていきます。


また、実際に出向いた結果を、次に記載したいと思います。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


野菜

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る