生理を意味する女の子が私に指輪をくれた


それは見た事も無い宝石の指輪


朝日にかざすと赤い光が夢のように美しい


その指輪を眺めていたら


いつか支配者となるだろう少年によって引き起こされた


真紅に燃え上がる都市の炎が


世界を夢へと導くようにそっと輝く夕陽と同化するのが見えて


振り返ると


女の子はいつの間にかいなくなっていた

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