半分より少しだけ欠けたあの月

4月1-adventure

4/8

ハローとユートピア

わかるひとにはわかるでしょう

君はアドベンチャー

僕は抱かれたい

相合傘で図書館へ

多目的ルームで笑い合う

君は耳元で

僕は口元を隠す

嘘をついて嘘をついて

また何度も嘘をついて

君はそこにいて

僕は逃げ出すの

”本当”はうねりのよう

裸だけど脱毛したかんじ

繰り返しも飽きて

君はいなくなって

たとえば、重ねてみて

たとえば、切り刻んで

たとえば、フォトショで加工して

たとえば、それを真実として

重ねたり

重なったり

乗っ取ったり

マイペースで

鼓動で叩く

しらない言葉で喋る

そこに重なった君が

僕を遠くへ連れていく

今ここが遠くへ連れていかれるから

大丈夫

昔もよく入り込んで

時間を忘れていた

いまは違うけど

まだ扉は開かない