第18話 パーティ申請 (書き換え)
「本当にエルダ様と組みたかったんですか?」
なんだ?
サリーちゃんの様子がおかしい。
凄く怪訝そうな目で俺を見ている。
明らかに、頭が可笑しいよ...そう言いたげな目だ。
「サリーちゃん、何か問題があるの?」
「いえ、あの容姿の女性ですよ…ですがあれが悟様のご希望なのですよね…あの容姿はこの世界ではかなり気持ち悪いと言われる体型です…悟様って凄いブス専なんですね」
「真面目にそうなのか?」
「あはははっ、顔は兎も角、あのオークみたいな体...その抱きたいと思いますか? キモイです」
いや、あれこそが男の夢と希望が詰まった、最高の体型だと思うが...違うのか
◆◆◆
「それじゃ、パーティ名はなんにしますか?」
サリーちゃん曰く、誰かと組みたいのなら、パーティ名を申請して置いた方が良いそうだ。
そう言われると困るな。
どうするか…
「それなら、ガンダーラで良いですか?」
「別に構いませんが、それ何か意味がある言葉ですか?」
「俺の居た世界で楽園の意味なんだよ」
「はい、ガンダーラと...他に登録はありませんね...メンバー探しは、当たってみますが...ご自身でも探して下さいね」
「解った」
「あの、本当にああいうのが良いんですか? あの腫れあがった様に大きな胸に体型オーク見たいじゃないですか…それなのにあんなに恥ずかしいミニスカアーマー着ていて、凄く痛く見えます…足もむっちりしていて…吐き気とかしませんか? さっきから未練がましく見つめていますが...」
俺にはセクシーにしか見えない。
思わず生唾を飲む位に…
「俺はああいうのが好きだ」
「悟様って、勿体ないですね…ブス専の変態だったんですね」
「随分、辛辣だな」
「いえ、この世界の常識ですよ、異世界人だからですかね美的感覚狂っています…はい手続きは終わりました」
「ありがとうございます」
「それじゃ、これから頑張って下さいね」
俺は怪訝そうに見ているサリーちゃんを背にギルドを後にした。
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