お弁当の思い出

昨今、なりを潜めた感のあるキャラ弁ですが、自分が思い出すお弁当で、今までで一番印象に残ったおかずのダントツ一位。


羊羹。


オチを言ってしまって、もう何も言うことがないのですが。


あまりにインパクトがありすぎて、何が入っていたのかはあまり覚えていないけれど、白いご飯にのりたま、ソーセージとタマネギのケチャップ炒めみたいな感じでした。


そして定番の卵焼き……の隅っこに黒い塊。


――なんだこれ? 新手のおかず?


まあいい、とりあえずご飯を食べて、黒いものを口に放り込む。


もぎゅもぎゅ……これはっ……羊羹!


後にも先にも羊羹をおかずにして食べたのはそれだけです。


大人になってから、オカンになぜ羊羹を入れたのか聞いたところ、「自分が食べたかった」「おはぎみたいになると思った」と意味不明な事を言っており――


結論的には不味くはない。全然イケる。

お弁当、作ってもらえるのはありがたいし大感謝。


ただ、デザートとして食べたかったな……

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