第8話 本屋で本を買う。イケオジをゲットした。


 本屋で本を買う、何を当たり前のことを?というタイトルなのですが、最近ばたばたしていて割と電子で済ませていたのと、本屋での本の買い方がちょっと特殊なのではないかと友人に指摘されてようやく自覚したので書いてみることにしました。


 本屋で本を買うとき、基本的に一切お目当てを決めずに目に付いたものを買う方式です。

 流行っている作品を事前に調べていくこととかも特になく。それは特に深い理由やこだわりがあるわけでは一切なく、ただ多分作者様に注目することがほぼない人間だからなのか、作者買いということがあまりないことが原因かもしれません。

 その作者様の書く作品が好みだから気付いたらその作者のばっかり買っているみたいな感じで、ついったーもふぉろーしていないので、その結果新刊の発売日を逃すことも結構あります。かなしい。

 あと逆もあって、作品がめちゃくちゃ大好きだけどついったーを見たらとっても過激だったのでついったーを見ないようにしている、ということもまあまああります。

 

 ふらり買いは何かそういうこだわりとか意識をもってやっているというわけではなく、本当にものぐさだからというところに尽きます。

 この先生の作品が大好きだと言いながら、作者がギャンブル狂で借金返済のために好きでもないのに小説を書いたという衝撃のエピソードをすごく後になってから知ったりとか笑


 本屋に行くと書店員さんの推しの作品が全面に出されていたり、美しい装丁に惹かれたり、何も考えずに楽しい世界に浸れるのがいいなと思います。

 引っ越し前に住んでいたところのアニメイト、本当に趣味が100%合致&そこのアニメイト店員さんの推し作品がなんとなく分かりやすいおかげで、とりあえず何も考えずに『表紙が綺麗』『なんか目に入って来る』で手に取ると大体ヘキだったのですが、引っ越して久々に大きい書店に行くと『本が……沢山ある……どうしよう』と悩みに悩ました笑 結局やっぱり何も考えずに目に付いたものを買ってしまったのですが。


 今回目に付いて買ってめちゃくちゃ良かったのが、『先生、今月どうですか』(KADOKAWA)と『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』(スクウェアエニックス)。

 

『先生、今月どうですか』

 女子高生が大家を務めるアパートに住む売れない小説家から家賃を取り立てるために追い込みながら恋心をはぐくむお話。

 煙草を吸いながらパソコンに向かう古き良きタイプのイケオジ。いや、年齢は結構若いんですけど、作画的にイケオジ感があってとてもよいです。この手のイケオジ、大体髪の色素薄めでアロハシャツ着がちなのはあれですかね、イケオジ好きの必修科目だからですかね。好き。イケオジにはアロハシャツと煙草を持たせておけば間違いない。好き。イケオジがたばこ持ちながらパソコン打っている姿って最高だとは思いませんか。二巻も出ていたので買います。

 


『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』

 社畜のくたびれ中年男性佐々木の癒しは煙草とスーパーで働く山田さんの接客。目当ての山田さんがいなくて意気消沈した佐々木に奇抜な格好の喫煙女性が『ここ、煙草吸えるよ』と話しかけてきて、というくたびれ中年と二人の女性のなんやかんや。

 と、漫画の巻末あらすじに書いてあったので気になってとりあえず買った。

 煙草吸える女性キャラってカッコいいですよね、憧れです。NANAとかベルモットとかベルモットとかベルモットとか。

 話が逸れました。とてもいいおじさまでした。いぬ。続刊が出たら買います。


 蘆名のこの、『特に目当てはないが本屋で表紙にビビっと来たから買った』で買って、『めちゃくちゃ面白いじゃないか?!どこだ?!』となった時は、裏を見たら大体カドカワかスクウェアエニックスだということに気付いたので、その漫画のラインナップの話をいつか備忘したい。

 

『落ち目の元天才子役~』をめちゃくちゃ褒めていただいてすごくいい日でした!わーい!ありがとうございます。コナンの映画も二日ぶりに見に行けました、わーい!

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