悪役令嬢は攻略対象の兄と一緒にYtuberになる!?
ちーずけーき
はい、転生。そして秒で締める
はい、転生しました
わたくし新生シルビア・ディアスターと申します、よろしくお願いします
はい?せっかく悪役令嬢になったんだからよくあるコミックみたいに逆攻略しちゃえって?
そんな事しませんよ、悪役令嬢になったら未来がもう見えているんだから
わたくしのモットーは秒で締めるですからね
でも何故かこの世界では......カメラとスマホや電子機器があるんです!
じゃあせっかくだし暇つぶしにYtuberになってみます?
やり方は分かりませんが面白そうですもんね
バーチャルだから顔バレすることはないと思うし
良いですね、Ytuber!
でもわたくし絵のセンスは結構上手いと思いますので頑張りましょう!
今わたくしが9歳だから......
まだまだ時間は結構あるわね!頑張るぞ!お〜
――わたくしが屋敷でそう決意してから1週間がたった
わたくしは今、お嬢様ワンピースを来てカメラの前に立っている
大丈夫、背景はちゃんと白い壁だから
私は息を吸って目の前のタブレットを見た
「ごきげんよう、紳士淑女の皆様!いや、失礼しました、ごきげんようよりははじめましてですね〜わたくしの名前はシル・ディスタ。シルと及びください」
わたくしはタブレットに向かって淑女の
「わたくしはYtuberとして至らぬ点がありますので生暖かく見守って守られれば嬉しいです。わたくしが主に活動するのはゲーム、ダンジョン攻略、料理配信なんかをしていきたいと思います!あっ一応年齢は今年で9になります」
「では今回はこれで終わりです〜またお会いしましょう、皆様」
わたくしはタブレットの配信を切ろうと思ったら――
「シルっ!兄様もい〜れて」
そう、わたくしの私室のドアを開け11歳の兄兼攻略対象のシルウ”ィスターが入ってきた
マジで配信の邪魔なんだけど!?
実はシルウ”ィスターは重度のシスコンなのだ......
日常からストーカー行為をする程に
「兄様、じゃま」
「ぎゅ〜」
兄様はわたくしに抱きついてスリスリしている
流石にブチギレて言ってしまった
「兄様、どけ」
「うわ〜ん妹が冷たいよぉ、コレが世にまさに言う反抗期...?」
兄様を押し抜いてパソコンを操作し配信を止めた
兄様はわたくしを見て目を輝かせて言った
「僕もシルとYtuberとして活動したいな...?」
「そう言うと思ってましたぁ...」
わたくしが悩んでいると兄様が腹黒い笑みを浮かべて私に言う
「一緒にやらなきゃ父上に報告するよ〜?」
「兄様大好き!一緒に活動しよう...?」
わたくしが兄様に抱きつくと兄様はへらりと笑った
「いいよ」
こうして兄様もYtuberになることが決定したのだ
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