7抄 〜路上に追い出された使用人の少女が最期に両想いだったお嬢様を想う百合〜
渇愛、さがす残滓
〜路上に追い出された使用人の少女が最期に両想いだったお嬢様を想う百合〜
落つる影 心許なく
あかりともす十色の絵具ちりばめて
紅し花のかほり
歌風さえとどかない やみのふち 生まれいでて意味なく
うたかた想えど無為と知る
埋まらぬスキマ 想いかさねて愛を知る
相容れども
常世たゆたい詠われて
ぬくもり知らぬ少女
今宵 夜空みあげては 煌めく数多の燐光に 渇愛 貴女のまなざしを濡らす
今宵すみわたる天ノ川
こころの雨 やどらむ雷雨の嘲笑に寄るべをさがす
えにし一期なれど
風清ほお撫で往かば それもまた永遠なれや
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