私のお化粧直し

 ああ、つまらない。


「え~!? ○○さんって、凄い!! 頼りになる~!」


 退屈な時間だわ。


「分かる~! あの人って、そういう所があるわよね」


 私はそこで席を立つ。


「ごめんね。お化粧直ししてくる」


 お手洗いにある鏡の前に立つ。私は辟易へきえきした顔をすぐに笑顔に変える。


 結局、化粧は直さなかった。

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