せいいっぱい君へ

まぶしくてきらきらしてるけど知らない場所。

ひどく体が痛いな。

動こうとしても動けないよ。

なんでだろう。

知らない場所だし、痛いし、こわいよ。

なんでこんなにもつらいのかな。

いやだよ。

助けてよ。


大きい手が僕に触れてはちくっとしたり、なんだかごわごわして気持ちわるいけど、さっきから声ももう出ない。

でも温かいのはわかる。こわいけど、温かい。

あれでもなんだか少しだけ痛くなくなってきたかもしれない。

今なら動けるかもしれない。

うんっ。

あれれ。

うんっ。

おかしいな。

歩くのってどうやったっけ。

こうだったっけかな。

違ったのかな。

もう一度。

もう一度。

もう一度。

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