第14話「本戦トーナメントバトル」

第3予選が終わり本戦のトーナメントバトルの対戦表が完成する


オメガ「ノヴァ!よく頑張ったな」


ノヴァ「あぁ、それより対戦表が作られてたぞ」


サモン「早いなw」


オメガ「どこどこ!」


ノヴァ「こっちだ」


場変


ざわざわガヤガヤ


まるで高校受験合格発表の張り出しのように人だかりができている


オメガ「多いな!」


姫「お客様たちも気になるんだねぇw」


オメガ「おーい!通してくれぇ!!」


人ごみに呑まれるオメガ


姫「オメガ君見えなくなっちゃった!」


サモン「俺たちはここで待っとこw」


ノヴァ「だなw」


オメガ「通して、くれぇ…お!前にこれた!」


対戦表には8チームの名前が記されており


一回戦 OYN VSスーパースター

二回戦 マーメイドVS『僧仏山(カールストン)』

三回戦 リリアVS無敵

四回戦 バーサーカーVSボム


と掲載されていた


オメガ「げ!いきなり1回戦だ!相手はあのスーパースターかぁ…」


?「相手にとって不足なしだな」


オメガ「ん?おわぁ!」


?「本戦は確か全員参加だろ?」


オメガ「デウス!来てくれてたのか!!」


デウス「お前が名前を書くのも予想できたからな」


オメガ「てことはジルさんも!」


デウス「あぁ、ジルディオも来てるぞ」


オメガ「ハハ、師匠の言ったとおりだ!」


デウス「?」


オメガ「信じて待てって言われてたからな。つっても今まで二人のこと忘れてたけどw」


デウス「相変わらずだなw」


オメガ「ハハハ、皆のとこ行こうぜ」


デウス「いや、俺はもう少しここにいる」


オメガ「お、おうそうか…じゃぁまた後でな!」


デウス「あぁ」


場変


神崎「OYNか…1回戦は楽勝だな、それよりお前と被らなくて何よりだぜ」


終神「何言ってる、最後の最後には結局戦うんだぜ?手は抜かんぞ」


神崎「へ、そうなったら望むところだ」


終神「お?やる気満々だな!いつもならお前にゃ勝てねぇよって言ってきそうなのに」


神崎「バンに教えてもらったからな。勝てねぇからって投げ出すのは漢じゃねぇ」


終神「ハッハァ!スーパースターも人の影響には勝てないってわけだ」


神崎「茶化すな。俺はお前相手でも勝つぜ」


終神「あぁ、昇って来い!」


場変


司会者「さぁお待たせしました皆さぁん!!いよいよザ・オール世界バトル「ラグナロク」の本戦が始まりまぁす!!!ここまで予選が長く感じた方もいるでしょう、たった2日、皆さまにとってこの2日が大きな2日になっているでしょう!!私もそうでございます!」


客1「司会者、早く始めようぜぇ!」


客2「待ちきれないよぉ!」


司会者「OK」


全員「ノリかるっ!!w」


司会者「それでは参りましょう!ザ・オール世界バトル「ラグナロク」本戦!トーナメントバトル!!対戦表を表に出してましたが見てない方もいると思うのでここで発表させてください!第一回戦はチームOYN VSチームスーパースター!第二回戦はチームマーメイドVSチーム『僧仏山(カールストン)』!第三回戦はチームリリアVSチーム無敵!第四回戦はチームバーサーカーVSチームボム!」


会場が盛り上がる


司会者「第1回戦チームOYN VSチームスーパースター!!両チームの選手ステージへ!」


オメガ「よっしゃぁ!」


サモン「ステージが変わってるぞ!」


ノヴァ「崩壊したままじゃやりにくいだろうからな」


姫「だね」


デウス「…」


ジルディオ「…」


客1「誰だあの二人?OYNにあの二人いたか?」


客2「あれだよ、第1予選でマントしてた二人だ」


客1「あぁいたな!」


客2「この本戦ではチームメンバー全員がステージにいないと失格になるらしい」


ジルディオ「ったく、お前は過保護すぎんだよデウス」


デウス「そう言っておきながらちゃんとついてきてるんだ。ジルはやはりツンデレだな」


ジルディオ「男のツンデレなんて誰得だよ」


オメガ「ジルさんありがとな!」


ジルディオ「俺は出る気はねぇぞ。お前らがどこまで強くなったか近くで見といてやる」


オメガ「あぁ、それでいい」


神崎「メンバー多いなあのチーム」


客1「スーパースター頑張れぇ!!」


客3「今日も銀河見せてくれぇ!!」


神崎「フ、当然よ」


司会者「相手をダウン、降参させたチームの勝ちとなります!制限時間などはありません!交代は出場選手と控え選手のタッチで成立します!それでは開始でぇす!!!」


神崎「…」


オメガ「誰から行く?俺でいいか?」


サモン「いや、俺に行かせてくれ」


ノヴァ「サモン!」


サモン「ノヴァがあんなに頑張ったんだ。俺が何もしないなんて俺が許せないぜ」


ステージに上がるサモン


神崎「お前が相手か」


サモン「あぁ、ガッカリさせんなよスーパースター!」


神崎「心配するな。お前よりは強い!」


サモン「そいつぁ楽しみだ!」


向かうサモン


サモン「火炎拳!」


神崎「ギャラクティックスター!」


かわすサモン


サモン「ゼロ距離火炎!」


ボォ


サモン「からのぉ~炎熱地獄!」


ステージ一帯を炎で焼き尽くす


サモン「最後に…」


上に飛ぶサモン


サモン「火炎でとどめだ!」


放つ!


オメガ「サモンがあんなに激しい戦い方するなんて…」


ノヴァ「この大会で変わってるんだなぁ…俺もあいつも」


デウス「…」


サモン「どうだ!」


炎が晴れる


神崎「なかなか悪くねぇ戦法だ」


少しボロボロの神崎


サモン「あれだけやってそれかよ!」


神崎「悔むな、お前は強い。だが俺のほうが強いんだよ」


サモン「まだ言うか」


神崎「事実だからな」


サモン「…」


神崎「次はこっちから行くぜ!」


向かう神崎


サモン「速い!」


神崎「ふ!」



サモン「が!」


ドドドドドドドドド


何度も顔面にジャブをくらうサモン


神崎「ギャラクティックスター!」


ド!


サモン「ぐぁ!!」


神崎「唸れ!ギャラクティカブレイブ!!」


ドォ!


サモン「ごふぅ!!」


ノヴァ「サモン!!」


ドーーーーーーーーン


殴り飛ばされる


神崎「…勝ったな」


煙が晴れる


サモン「まだ、だぜ!」


膝をついてるサモン


神崎「…タフだな」


サモン「へへ、どうも」


司会者「両者一歩も譲らない戦い!果たしてどっちが勝利を手にするのか!!」


サモン「そんなの俺たちに決まってんだろ」


神崎「いいや俺だな」

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