第十八篇 テーマ「日記」 ジャンル「創作論」

「日記」をテーマにした創作論


 日記という文学ジャンルは、個人の日常生活や感情を記録する手段として長い歴史があります。

 私たちの中には、小さな手帳やノートを持ち歩いて、毎日の出来事や感じたことを記録する人もいるでしょう。

 しかし、日記は単なる備忘録ではありません。

 そこには、人生の狂いや苦しみ、喜びや成長が込められています。


 日記というジャンルの本質は、「自己表現」と「自己探求」だと思います。

 日常の中にあるさまざまな出来事から、自分自身が抱く感情や思考を分析し、自己を見つめることができます。

 また、自分しか知らない深い思いを筆に託すことで、自分自身に言い聞かせたり、自分を肯定したりすることもできます。


 さらに、日記には時間軸があるという特徴もあります。

 日々の出来事を記録することで、自分自身が成長や変化を遂げたことを振り返ったり、過去の自分と現在の自分を比較したりすることができます。

 そうした過程を通じて、自分自身の正体を見つめ直すことができるのです。


 では、日記を書く上でのポイントは何でしょうか?

 私が考える日記の書き方は、まず「本音」で書くことです。

 人に言えないような深い感情や隠している本音を書き留めることで、自分自身の内面を見つめ直すことができます。

 また、「生活感」があることも大切です。

 出来事や日常生活を書き連ねることで、何気ない生活の中にある様々な発見をし、日常生活を楽しむことができます。


 そして、日記を書く上で最も大切な要素は「継続性」です。

 日記は一日或いは一週間だけ書いても、意味を成しません。

 自分自身がどのように変化していくのか、自分自身を振り返るためにも、継続的に記録をつけることが大切です。

 何か新しい発見があった場合には、それを記録するためにすぐに日記を書くことも重要です。


 最後に、私たちが日記を書くことによって得られるものは、経験から生まれる「人生の知恵」なのです。

 何気ない出来事や感情を記録し、振り返ることで、自分自身の成長や変化が見えてくることでしょう。

 そして、自分自身を見つめ直すことで、愛される人間になり、幸せな人生を歩んでいけることを願います。

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