応援コメント

東京地獄」への応援コメント

  • 十三岡繁さま

    こんにちは。
    ラーメンが食べたいと言われても、車椅子の方を安全に連れていけるお店がない、という言葉に愕然とします。そうか、東京都心部では、飲食店はどうしてもそうなってしまうのですね。場所が足りず、人がひしめきすぎて、バリアフリーもへったくれもないと。
    東京は高度な技術やサービスが集結していて、いざという時には国内のどの地域よりも有利だなんて思っていましたが、それには技術やサービスが提供されている場につなげてくれる強力なサポーターが不可欠で、現実的には他地域よりも不自由を強いられる場合が多そうですね。

    「このコミュニティが壊れてしまった時、そこには地獄だけが残るような気がしました」この言葉がもはや間近に迫っているようで、ぞっとします。下町育ちならば、コミュニティへの愛着も強いでしょう。それが完膚なきまでに崩壊していく様子は、見ていられませんね。普段のお住まいが福岡なのは、そう言う意味ではまだよかったのかもしれません。ご両親にとってはかなり辛いことでしょう。

    「例えば電車が止まった時のホームとの空きです」こういう、ささいな不自由の蓄積が重くのしかかってくるのですよね。うちの母は四肢の不随意運動が強く出ていたのですが、杖や歩行器を使うと、コップやお皿、あるいはそれを載せたお盆を両手でしっかり支えることができません。結果、準備と後片付けが必要な食事は相当苦労することになりました。配食を利用しても、容器を洗ったり、玄関に運んだり、細かな移動が必要ですからね。それが満足にできなければ、食べること自体、もういいや、となりかねません。バリアフリーや介護用品類は、満足が行く最低限レベルからまだ遠いなと感じました。

    作者からの返信

    佐藤様>おはようございます。コメントありがとうございます。
     東京への一極集中は、高度成長期には有利な点も多々あったと思います。しかし現在は度が過ぎていると感じます。都市規模としては福岡ぐらいが、人の暮らしには丁度いいと思って移住しました。私は道州制に賛成していて、州都が現在の福岡+αぐらいな感じになるといいような気がします。他国で言うとドイツが近いでしょうか。
     人口減少と高齢化で、これから大きく社会構造が変化していくと思いますが、日本はそれについていけるだけの変化する仕組みがないなと感じます。今までなんとかなってきたからなんでしょうね。
     嘆いてばかりでもいけません。細かい声の集積については、安野氏のチームみらいが提唱するブロードリスニングに注目しています(広く大勢の声を集めてAIに解析させる仕組みで)。首都機能分散についても最近ようやくまた話題に上がるようになってきました。生活の場を変えることを、実践している人も増えてきたと思います。