山手線が止まってます

 今朝、信号故障で山手線が全線止まっているというニュースが流れています。最近公共交通機関やシステムで不具合が発生しているというニュースが増えているような気がします。

 

 その要因は色々と考えられると思いますが、技術者の不足が起きているんじゃないかと個人的には予想します。自分の身近な所からいうと、私は一級建築士という資格を持っていますが、この資格試験の受験者数は年々減っていて、私が受けたころからすると半分近くまで落ち込んでいます。合格率は変わっていないので、有資格者も長い目で見ると半分になっていく事でしょう。


 受験資格には一定の学歴要件に加えて実務経験年数があったんですが、とりあえず試験は学歴要件を満たしたところで受けられるようにして、それから実務経験を積むことで資格がとれるように最近制度が変わりました。もちろん有資格者の減少を食い止める為です。ただ、思ったほどには回復していないように見えます。


 一方最近知った話では、自動車の整備工を育てる学校も、入学者数が減っていて今では多かった時の半分ぐらいになっているとの事です。このままだと現在の車検制度は成立しなくなるんじゃないかという事です。


 多分こんな事があちらこちらで起こっているんじゃないでしょうか?もちろん人口が減っているんだから、技術者も減っていくというのは分かるんですが、減ったと言っても人口は半分になっているわけではありません。


 理系、特に技術屋と呼ばれている人は、待遇や権利について無頓着なところがあります。それら以上に仕事が楽しいからです。でも日本社会はそれにあぐらをかいて、技術者を大事にしてこなかったという部分があるんじゃないでしょうか?苦労の割には稼ぎも少ないとあっては、情報が溢れる現代社会ではかなりのもの好きでもない限り、将来技術者を目指そうという若者は減ってるんじゃないでしょうか?

 

 ちょっと先行きが心配です。


 なんかどのテーマを取り上げても日本は心配事ばかりですね。ますます少子化が進みそうです。子供一人当たり月1万円支給とか、そんな話では無いですよね。

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