　まさに新たな門出のその日。

　心残りはないではないが、諦めもついている。何より、これからの暮らしが楽しみだ。

　こうして僕は旅立った。

　六花亭が当たり前に食べられる日常はもうない。

　AIRDOのフリードリンクにこんぶのスープやほたてのスープなどがあるが、これがまた独特な味わいでいい。

　AIRDOのファンになりそう。

　もちろん、手料理のクール便はいつでも大歓迎と母に伝えることも忘れなかった。僕が食べたいのもあるけど、そういう理由でもないと、母自身の食生活がどんどんテキトーになっていくだろう、と本人が言っていたからでもある。

　僕は母に胃袋を掴まれているので、もらったら喜んで食べる。いくらでも送ってください。

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