プロローグ(引き寄せ合う世界線)
さて、時間線が一致し始めた。
カウボーイのジャックと、富豪かつ国際スパイで世界的作家のナディアはNYに向かった。
サラリーマン颯介は、宇宙戦争を経て、奇妙な木の実撮影会の後にUFOから降りて、NYの街に戻った。
ナディアがドバイ帰りのプライベートジェット機の中で、執念深く敵を探る衛星写真の山から偶然見つけたUFO写真は、颯介と子供たちがUFOから降りたタイミングの写真だ。
衛星写真に映っていた子供たちは、ピーター、ジョージア、レオ、サファイアだ。
幽霊になった王子様のダッカーはもちろん、衛星写真にはうつらない。状況からは、颯介が逃げるように現場を去ったタイミングの写真と推測される。間違いない。
ここからが勝負だ。どうこの中世ヨーロッパの飢えた村で飢饉にあえぐ平民の子供3人と、ナディアとジャックと颯介が一緒に旅をするのか。
「いでよ、ドブネズミ」の言葉の効力は証明された。ゲームから開放の言葉だ。
ルールはもう一つ証明された。ゲームに参加したら最後、食料をゲットするまでゲームから開放されないということだ。
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