第64話 ゴフェルの木ーガジェット
ヤバい雨でしたね、はい。
私の居住地域は元々湿地帯だったとかで、水害に弱い地域だったりします。
5,6年前には、自転車のタイヤが半分くらい水没する状態で出社し、みんなで靴下を業務用オーブンに入れて乾かすなんてアホな真似をしていたことも。
その後、タイに住んだわけですが、タイもまた水害には弱いというか、雨季にスコールが降ると首都バンコクの大通りですら冠水するのが珍しくないのです。一年目は家族に『冠水ヤバい』ってライン送ってましたが、二年目以降は気にもしなくなりました。
まぁ、2012年の本気の洪水の煽りを食らった妻よりは全然比較にならないので、鼻で笑われますが。
さて、創作で洪水といえばノアのお話。
アダムから十代目の子孫であるノアが神様に命じられて方舟を作るのですが、その素材がゴフェル(gofer)とされています。
しかしこのゴフェルという単語、聖書全体を見回しても一回しか出てこず、ヘブライ語にそんな単語はなく、と謎の素材。
舟の材質なので多分木なのだろうとイトスギ説や松説など色々。中にはピッチ、つまりアスファルト的な樹脂ではとする説も。樹脂作りの舟ではなく、樹脂を塗って防水した木材を使ったのではってことですね。
しかし、不真面目な創作者としては魔法の木材ゴフェルでいい訳で。
単純に丈夫なだけでなく、方舟の逸話を考えると内部空間を拡張する能力がありそうですね。ゴフェルの木で作った箱の中は四次元ポケット状態なのかも……
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