第10話 息を吸え!-フレーズ

 ギリギリだけど、まだ日付は変わってないからセーフ。


 さて、今日は上司がお休みをとっておりました。聞いてみると、お子さんの入学式とのこと。

 ファンタジーでも、魔法学校の入学式ってのは割とあるシチュエーションかと思います。

 ふと昔TRPGでGMをした時に使った入学式の先生のお話を思い出しました。


「諸君、息を吸え。

 息を吸え。

 限界まで吸え。

 限界まで吸ったら、思いっきり叫びながら吐き出せ。


 よろしい。これが魔法だ。

 世界を吸い、己の意志で変質させ、

 世界を変える意志を持って吐き出す。

 諸君らが生まれて最初に使った魔法だ。


 これから、諸君らには魔法の技術を学んでもらう。

 どうすればより効率よく世界を変えられるかを我々が教える。

 しかし、魔法の本質そのものは教えない。諸君らはすでに知っているからだ。

 息を吸え。叫べ。

 生きることこそが魔法なのだ」


 今思い返すと、体育会系の暑苦しい教師ですね。ほぼアドリブでやったのですが、意外とその時のメンバーにはウケが良かった記憶があります。

 生きることこそが魔法、というのは割と気に入ってるので、小説にも再利用したいですね。

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