第17話

彼女は泣いて居た。


 大変クズでゴミな考え方かもしれないが、演技としか思えない。


 俺は当たりを見渡す。


 俺の反応を見て楽しんでいるかも。

 いやよく考えたら俺が急に聞いたんだから、隠れて見てることはないか


 いや、本当に彼女は、演技をしているとか思えない、ありえない俺なんかに付き合うなんて、一体彼女は何を思って泣いているんだ。


 付き合ってことは変わらないし、大変ガチクズな考え方だと思うが、ぶっちゃけ告白の仕方的に疑われても仕方ないよね。



 どうしよう、正直このまま別れてくれた方がいいと思ってるけど、流石に心が痛い。あれが演技かもしれなくても人が泣く所を見て何も思わない訳がない。それにokしたのは自分だし、


 

 ・・・連絡するか、携帯を掛けるべきか・・・いや怖いな・・・つか別れるなら別れるで、でもそれもなぁ、



 とその場で携帯を触らずに、3時間近くフラフラしていた。


 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る