第12話 女子会

遊園地から帰った翌日、私は由莉と咲枝と女子会をカフェでしていた。


「で、昨日。八神先輩と観覧車乗ったんでしょ??」


「うん…」


「浮かない顔してますけど、何かあったんですか?」


「うーん…何かあったというか…ねぇ?」


「え?何があったの?」


「先輩のこと…好きだと思って…」


「「え!?」」


「今さらですか!?」


「私たちはもう気づいているのかと思いましたよ」


2人によると昨日、遊園地で2人行動にしたのは私のためだという。


由莉が水元先輩に相談してそうなったらしい。


「そうだったの!?でも、先輩の可愛いとことか見れたし、ありがとうっ」


「詩のためですからねっ」


「そうそう!詩のためなら私たちは応援するからね!」


「ありがとう。でも、そういう2人はどうなの?」


「私たち…ですか?」


「正直、蒼也先輩とは一緒にいて楽だけど…恋愛となるとわかんないなー。お兄ちゃんって感じの方が大きいし!」


「私も話しやすくて気が合いますけど、恋愛となりますと…わからないですね…」


「ふーん…2人もお似合いだと思うけどなぁ…」


「吉川先輩とはまだ知り合って浅いですし、そういう考えにはならないんですよね…」


「私もだなー。」


「え?私も浅いんだけど??」


「詩の場合はちょくちょく先輩と帰ったり話したりしてたじゃないですか?だから関わり的には長いのかなって思いますよ?」


「そうなのかなー…?」


「そうだよ!八神先輩だって詩のこと気になってるのかもしれないしね!」


「そんなこと…!」


「そうじゃなかったら、あの八神先輩が帰りに送ってくれたりしないと思いますよ?」


「そうだと嬉しいけど…」


そんな話をしていると誰かがカフェに入ってくるのが見えた


「あれ?由莉じゃん!」


「蒼也兄さん?」


「みんなで何してんの?」


「女子会ですよ」


「えー!じゃあ俺も混ぜて!」


「それじゃあ、女子会じゃないですよ」


由莉が女子会じゃなくなると言っているのに水元先輩は居座ってきたから、4人で女子会??をする事になった。




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