第24話 珈琲牛乳の日/『茶色と白』
茶色に白が足されていくと珈琲牛乳色になる。
「自分は白」と主張してもより強い茶色たちに侵食され、意志に反して混ざり合ってしまう。
珈琲牛乳と表記すれば、割合に関わらずカフェオレよりマイルドに感じる。
暴行罪・脅迫罪・恐喝罪等をいじめと表記するのに似ている。
茶色に負けない白でいたい。
◆4月20日は「珈琲牛乳の日」/2023年4月20日作
#140字小説『茶色と白』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます