第9話
「残念ー!アンタの大切な幼馴染は俺の者になってしまいました。」
動田は高い声で話す。
「テメェー!」
一輝は暴力を出そうとするが、
「きみぃ、学ばないねぇ!ほらぁーチャイム、チャイム!」
「チッ、お前ら覚えてろよ!」
一輝は席に戻る。
「アイツ、動画配信より王道バトル漫画目指した方がいいんじゃない。まぁ、それも無理だと思うけど。」
ーーーーーーーーー
そして、昼休みクラスメイト達は皆、俺たちの所に集まった。
「いやー、新しいチャンネルかぁー」
「名前決めましょうよ!」
クラスメイトはノリノリだ。動田もノリノリでみんなと案を出し合っているが、俺はインキャを発動して上手く話に参加出来ない。俺がほぼメインなのに。
「とりあえず、ひらがなに対抗する名前が良いな。」
クラスメイトの人が案を出してくれる。
それに対して動田は、
「いや、いつまでもひらがなに囚われているあつくでは無いでしょ。なぁ、あつく」
「うん、案は凄く嬉しいけど、ひらがな関係なく、動田と一緒の楽しむチャンネル名が良いな。」
動田になら緊張せず返せる。
「だよな!」
それから、クラスメイト協力の元チャンネル名の案を出し合う
結果
「まぁどこかのチャンネルと同じように本名から取ってるところは被るけど、俺とあつくで、略してアッター」
「ねぇ、あつくくん。」
「はい!!」
クラスの女の子から話しかけられてまた声が裏返ってしまった。
「私がチャンネルのアイコンの絵描いてもいいかな?」
「良いの!?」
「うん、私ももっとあつくくんの動画見たいから。」
そうして、クラスメイトは様々な企画を出してくれたり、まるで文化祭のように楽しい時間だった。
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