第42話
4人目 元カノ編
「一つ聞いていい?」
「何??」
「何で、俺と付き合おうと思ったの?」
「それは、大が好きだったからよ」
「じゃあ、なんで好きになったの?」
「・・・」
「答えられないの?」
「・・・うん」
「わかった、まぁこのことはいつか教えられる時に教えて欲しいな」
「ありがとう」
ーーーーーーーーー
半年経った
それから、新しい彼女との毎日はとても楽しかった。
正直俺は彼女に好きと言う感情はそこまで無かったが、付き合って居る仲で本気で彼女が好きになって居た。
そして、彼女の誕生日に俺はプレゼントを渡した。
「これ、貰ってくれるかな?」
「えっ??」
彼女は時々雑誌を見て欲しそうに見て居た。だがそれは高くて中々買えるものじゃない。俺も今回のでしばらく分のバイトで稼いだ急力が無くなった。
「これ、私がずっと欲しかったアクセサリー」
彼女は泣いていた。
「これ・・・高かったでしょ」
「うん、けど喜んでくれると思って」
「凄く嬉しいよ。」
彼女はそのプレゼントを強く握りしめて、
「大・・・今更過ぎるんだけど」
「何かな?」
「大と付き合った理由」
「・・・」
約半年間ずっと彼女が言わなかったこと
「私ね、誰でも良いから彼氏が欲しかったの」
「・・・」
「いつも友達に彼氏のこと自慢されて、でも彼氏とか不安だったから、付き合って時にとても幸せそうにしてた大を選んだ」
「・・・」
「ごめんね、だから大のことを好きだった訳じゃないの、本当は貴方を利用して」
「いいよ、それは俺も同じだったから」
「えっ??」
「俺も3人も別れて、浮気されて相手は誰でも良いと思ってた。だから自分を満たしてくれさえすればそれで良いって、そう思ってた。」
「・・・ごめんね」
「何で謝るの?」
「大は何回も傷付いているのに、それを利用して、私は・・私は」
彼女はさらに自分を責めるように下を向く。
「いいの、良いんだよ。お陰で俺は元カノのことを引きずらず、楽しい半年間を送れた。だからすごく感謝してるんだよ」
「大」
「・・・なら、今度こそ本当の意味で俺と・・・付き合ってください」
「・・・嬉しい、ありがとう。大、こちらこそお願いします」
「じゃあ、これ付けさせて貰って良いかな?」
「うん、お願いします」
そのアクセサリーをつけた彼女はいつもより大人ぽっく見えて
「ありがとうね、大大好き」
その時の彼女の涙を拭い幸せそうにする笑顔は良くも悪くも忘れられなかった。
____________
エアコンの新作
彼女と別れたと、毎日手紙を送っているアイドルに送った。
をよろしければご覧ください
そしてほすぃを出来ればお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます