第20話

俺は図書館に足を運んでいる。


 図書館はいつまで経っても、俺に最高の気分を与えてくれる。昔は元カノのせいでトラウマになりかけた時期もあったが、


ーーーーーー

 過去編


 「お前、まただったのか・・・」


「うん」


「・・・お前は悪くない。絶対に、だからこれから気分変えて俺と一緒にオタク極めようぜ」


ーーーーーー


 それからその友達と一緒に図書館に何度も足を運んだ。たまに元カノが当て付けのためにやってくるが、その度に友達が新しいオススメの本を教えてくれる。だが、今はその友達は別の大学にいる。そして元カノがこの学校にいる。


 「まだ、そう言う本を読んでいるんだ」


「これは、友達からオススメされた最高傑作だ。こっちは読書中だ、だまれ」


「・・・そうね」


そして、俺の隣の席に座る。


 俺は席を変えると追いかけて横に座る。


 気にしたら負けだ。


 だが、肩に顔を置いてくる。


 「邪魔」


「・・・」


無視して、置いてくる。


 「お前、浮気して別れたんだから立場考えろよ」


「私は、あのことはとても反省している。だから許してもう一度こうさせて」


「許してないし、許可取る前からするな」


「うざい、本当に」


 俺は仕方なく、図書館から出る。


 トイレも考えたが、流石にレンタルされてる本だからそれは出来ず、家まで我慢することになった。

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