第7話

そういえば、昨日会った子って今日の授業一緒だよな。


 そして噂をすれば入ってきた。


 「あ、昨日は本当にありがとうございます」


「いえいえ、それより今日から一緒に頑張りましょうね。」


「はい!あのぉ、」


「なんでしょうか??」


「お隣失礼してもよろしいでしょうか??」


  嘘!!みんなして俺の隣避けてたのに


 「いいですよ。」


「しつれ」


「待った!!」

 ぁぁぁぁ、この声は三代目元カノ 夏川だ。


 「そこは私が座るだよ。」


「あ、ごめんなさい、席すぐに譲ります。」


あっ、行かないでって言えない。

 この修羅場に巻き込む訳にはいかない。


 そして元カノは俺の隣を座る。


 「ねぇ」


「何?」

返事はする気は無かった。だがさっきの女の子がわざわざ譲ったんだ。ここ返事をしないとさっきの女の子に失礼だろう。


 「私と復縁して」


  俺は指でばつを作る。


 「けちぃー」


  黙れ!マジで黙ってくれ。


ーーーーーーーーーーーー


 それから授業が続いて、俺はトイレに逃げ込む。


 「ちょっと待ってよ」


「いや、俺ずっとトイレを我慢してたから」


 そして次の授業が始まるまでずっとこうしている。


 そういえばまた、さっきの女の子が一緒の授業だな。


 ここは、早めに行って一緒に座ろうと言ってみるか??


 いや、その時間は別な元カノがいる。

 またさっきのようにどいてと同じ流れを作ってもダメだろう。


 結局俺は時間ギリギリに座り、元カノが横に座ってきた。

 

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