第8話

桜宮視点


 教室からタッツーの声が聞こえた。

 「僕は、小学校の頃に!道までズバンを脱いでパンツを見たまたの人に見せたことがある。」


「ちょータッツー何言ってるのよ!!」


 「グハッ!!」

 

 あれ

 「みんな、イス3人で囲んで何してるの?」

 タッツーと仲が男子3人で椅子を囲んでる。


 

「あー、さっき桜宮さんが学食行く前に、タッツーに【タッツーってさ、告白とかされたこと無さそう】って話をしたでしょ。」


 私は今更タッツーに実は他校に彼女がいるんじゃ無いかと心配になり聞いた。その時の答えはノーだった。聞こえてたキックーが少しモゾモゾしながら、ムカついた顔をしていたのが凄く気になったが。

 

「したね。」


「それで、タッツーが落ち込んでてさ、俺がゲームしようって言ったら、何故か自分の隠し事を言う、告白ゲームになった」

 

 【辛い時こそゲームだよ。辛いことも楽しいことで忘れようぜ。】

 タッツーらしい。


 結局そのあと、友達二人が彼女持ちを告白し、タッツーだけがただ苦しんでいた。



「ねぇ、タッツー?」


「どうしたの、春?」


「さっき、来る前に言ってたパンツの話なんだけどさ、」


「うん。」


「なんで脱いだか、覚えてたりしてない?」


「全く。」


 本日二度目の拳が決まった。

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