第2話

「おはよう、菊地」


「おはようってどうした?その怪我??」

「いや、ありえないと思うけどさ、幼馴染(?)に殴られて、吹き飛ばされて。」


「何、ベタの漫画のような話は、本当はどうしたの?」


「いや、冗談じゃなくて。悪いけど、痛みを感じない為に少し寝るね。朝の朝礼は寝ても怒られないし、授業始まったら起こして」



「わかった、20分くらい寝ときな」

ーーーーーー

 菊池(友達視点)

 「今日は転校生が来るぞ。」


 クラス中は騒ぐ、そして

 「ちなみに女子だ。男子の勝ちだ!!」


男子達は盛り上がっている。


コイツ、寝てるけど起こすか、転校生とかそう言うイベント大好きだもんな。


 ただ、余りにも気持ち良さそうに寝てるし、起こさないでおこう。


 「入ってこい」


「おーーー」とクラス中はが歓声が上がる。


 「桜宮 春野です。」


「ようこそ、2ー2へ、クラスの自己紹介は各々で頼む。ちなみに先生が一番最初にしたぞ!」


  桜宮さん笑ってる。今小さい声で何か言った?


隣は、

 「相変わらずだなー」


 いつもイベントごとにみんなと違うことをする。


 「席はどこらへが良いかな?」

 後ろの方に空席が3箇所ある。


 クラスの主に男子は桜宮さんの席をワクワクしている。


「あの窓際で良いですか?」


「良いけど、あの寝てるやつ変人だよ。」


「ふふ、大丈夫です。」


クラス中から、嫉妬の声が集まる。


 つか私と席近いな。


 こっちの方に来た。


 そして、あれ私の横で止まった??


 いやどちらかと言うと、

 私はさっきまでの会話を思い出す。


 「おはよう、起きて、タッツー」

桜宮さんは寝ている人を起こそうとする。

 クラス中から「えーー」と驚いた声が出る。


 「あ、サンキュー菊池?ってあ、、、、、、すいません、トイレ行って来ます。ごめん、そこ通るね。」

 お腹を抑えてトイレに行った。

 それを見て、桜宮さんはとても笑顔で笑っている。


ーーーーーーーー

 忘れられた幼馴染の思い出2


「さ、、、桜宮、、、春野です!」


「はい、元気な挨拶ありがとう。このあと、自己紹介あるからね、席は、、、あの寝てるやつの後ろね。」


「あ、はい!」

 よく見たら、この子さっきの?


 「おい、起きろータッツー」


「はい、おはようございます、バチグソ寝てましたー!寝ててすいませんでした。」

ピシッと背筋よく立つ。


「じゃあ、早速その罰として、転校生の席をとって来て。」


「了解です。」

 急いで席を取りに予備室に向かったらしい。


「机と椅子を持って来ました。ってもしかして、、、いや誰だっけ?」

 

ーーーーーーーー


 腹が痛い。ストレートの痛みを思い出す。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る