隠花の私と日々を語ろう
美唯かなミソ
第1話 高校1年生の頃の私は…。
高校生活、及びリア充生活というキラキラした学園生活を夢みていた私、川夏なぐさは今、高校2年生という絶望の前に立っている...。
私は幼稚園の年少の頃は明るく元気な女の子!そして何より...面白いって人気者の女の子であった。
しかし、年長組になって私は、自分のお得意のお笑いが通じないクラスに入ってしまい、壮絶ないじめの末、私は陰キャとなってしまったのだった。
小学生になっても、友達にカツアゲされ、砂をかけられ、体操服を入れる袋で殴られ...。まともな友達は蟻(あり)という有名な虫だけ。
特にトラウマだったのは、席替えの時に私が当たった席が元いじめっ子の席で...耳元で、「私の席に座んじゃねぇ...」って、死ぬほど怖かった。
その後まともな友達は出来たのだけど、中一になって、あまり頭が良くない私は成績最下位だのと、嘘の噂を同じ学年全クラスにされ、同じクラスの男共からは毎日悪口。同じく同じクラスの女共からは陰口を。
特に男からの悪口は3年生まで続いたため今、絶賛男性恐怖症少し発症してるんだ☆
でも、2年生から同じクラスの人達はとても優しくて、いいクラスだったと思っている。
ただ、中学卒業前に元1年生のクラスで写真を撮ろうという話が来たが、お断りさせてもらった。
の、だが...。
卒業式の日...机に置かれた封筒。もしかして、ラブレター?!と、ドキドキしながら開けた中身には、私の写っていない元1年生の頃のクラスの写真が。
私はそれを見た瞬間写真をビリビリに引き裂いていたのだった。
そして、ようやく抜け出した中学生活!友達からは死ねと言われ、お説教を真冬の夕方に1時間くらいされた日々ともおさらばだ!
そして高校1年生!輝かしい恋愛学園生活が繰り広げられると期待していたのだが...。
私の思っていた高校生活とは違い、全く男と関わることはなく、友達と楽しい学園生活という、まさにモブな生活であったのだった。
恋愛もしようと頑張ったが、そもそも話せない、顔見れない、関わりない、高嶺の花。絶望的な恋愛だった。
周りからは、「話しかけないからだよ!話しかけてみようよ!」とか、「無理ならLINEで頑張れよ!」って、一見優しいアドバイスと思えるが、陰キャの私にはハードルが高すぎる。ならば、ネットの中で偽恋愛した方がよっぽどマシであるとその時私は悟ったのだった。
そしていつの間にかもうすぐ2年生。
最初に言った絶望ってのは...元同じクラスの人達みんなヲタクで静かだったのだが、他クラスはほぼ陽キャ、つまり、またもやいじめやぼっちっちとなるかもしれないという絶望の前に立って居るのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます