第312話 国際ホテルに忍者が出た!?

 これは、1981年から82年の初め頃。

 あの罰漢字先生が担任だった時のお話。


 図工の時間に、絵を描かされた。

 写生ってことで、校庭から見える場所の絵を描いたはず。

 少し西には、東山峠。その丘の上には、岡山国際ホテルがあります。

 見える景色を書くから、そりゃあ、ホテルも描きました。


 何がどうなったのか、どういうわけか、その絵のビルの上の方の壁に、

な、なんと!

に、忍者が!

 黒い人影。なぜかスパイダーマンか何かのようにのそのそと昇っていく人影。


 そんな絵を描いたことを、ふと、思い出した次第。

 何だかんだで、学校生活を過ごしていたってことになりますね。

 詩を作っていくたびに、忘れ去っていたようなことを思い出すことが多くなってきました。

 私個人のほんの小さな経験が、こうして書くほどに歴史に残っていく。

 そんなダイナミックな動きの台風の目のような位置にいることを、最近肌身で実感しております。


 ということは、あの時描いた忍者、やっぱり、実在したのかもしれぬ。

ってか?

いや、そんなわけもないか。

いやいや、ひょっと、いたのかもしれないね。

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