第122話 かくして、7月も終わりに。

 そして7月31日。

 7月ももう終わり。

 明日から、8月ね。


 だけど、子どもたちには月替わりの感覚が・・・、

 この月だけは、あまりないわな。


 そらあんた、そうでしょう。

 まだまだ、休み中。

 今日もお休み、明日もお休み。

 中学校あたりは登校日もあるけど、それも数日間。

 まあ、ぼちぼち程度だからね。


 会社によっては8月に賞与を出すところも多いけど、

 自由の森は公務員に準じた給与体系。

 そんなものは既に6月に出ています。

 職員にしてみれば、

 冷房もない、子どもだらけの建物に住込んで、

 連日連夜、子どもの世話係。


 夏の日の女工哀史か、はたまた、子育て実験モルモットの世話係か。

 

 そういう議論も、詩人同士であるらしいけど、

 住込みの若い職員さんらには、気休めにもならない不毛の論議。

 そんなことは、わかっているよ。詩人さんたちのほうだって。

・・・、ってね。

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