第120話 そして、夕方。

 夕方の夕食は、少し早めに準備されます。

 給食室より、17時も過ぎれば早く取りに来てね、と。

 以前の文教地区にあった頃なら、そろそろ食堂に呼び出して、

 さあ、大いなるありがたい能書きを垂れて、静かにいただきます、

 ってところでした。遅くとも、17時30分頃にはそうなる。

 でも、3つの寮、もとい、おうちに分かれたからねえ、

 そのあとは何とか、うまくやれますって。


 とりあえず持って帰って、ぼちぼちやって、18時頃。

 さあ、晩御飯。

 やっぱり寮の食堂に集めて、できればみんな一緒にね。


 あ、れ、れ?


 以前は、部屋に分かれて食事を目指そうなんて言っていたけど、

 今度は、タテ割りで幼いも若きもみんな一緒に、さアご飯だ!

 丘の上は風もさわやか、心も軽く、みんな元気だ、感謝して、

 たのしいご飯だ、さあ食べよう・・・、

ってか?


へびの足と、牙!

 とんだはした飯を毎日性懲りもなく食わされておったものだわな・・・。

 そんなことをぼやいている元入所児童の作家さんもいらっしゃるね。

・・・、ってよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る