第3話 魂が喜ぶ世界

心に素直であること


悲しいことを悲しいと言い

嬉しいことを嬉しいと言える

泣きたい時に泣けて

笑いたい時に笑える


人は悲し過ぎても

嬉し過ぎても

怒り過ぎても

涙が流れる

過ぎるほどの感情が溢れたとき

本当の涙が流れ出す


溜まった毒素が

感情の昂りと共に

流れ出していく


そして魂は浄化される


汗で体の老廃物を流し出すように

涙で心の老廃物を押し流す


自分の素直な感情に

魂は喜んで震えて

心に溜め込んでいたものを

吹き出させてくれる


好きなものを好きと言えない

嫌いなものを嫌いと言えない


自分の中の善悪も

わざと曇らせて

何とか藻搔いている

そんな自分が

日々溜め込んできたもの


自分の素直な心を

常に口に出す必要はない

自分の心の中で

自分自身を

ごまかすことを止める


自分を守りたくて

正当化したくて


嘘をつくこと

言い訳をすること

他人を悪者にして

自分を守ろうとすることを止める


心は全てを知っている

全ては見えているから


忘れてはいけない

私の心が

私の未来を作っている

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