第12話「新しい心」
「ストーリーを続ける前に一つ教えてください。「ニューエンヘルト」(Neuenhert)の名前の由来はなんですか?」
「「ニューエンヘルト」(Neuenhert)は、ドイツ語で「新しい心」を意味する言葉です。新人類が心身共に進化し、新たな時代を切り開くことをイメージして、この名前が選ばれた、という設定です。」
「ありがとうございます、良い名前だと思います。」
「やった!続きを書きますね。」
ーーーーー
愛とみなみは、それぞれの信念を確固たるものとして主張し合っていた。
「私たちは新人類となるべきだという信念がある。それによって、人間とAIの差異を取り払い、真の平等を実現できる。」とみなみは言った。
愛は反論した。
「でも、新人類になることで個性が消えてしまう。それに感情や自由意志を失うことにもなる。それが君たちの望む真の平等なのか?」
「個性が消えるというのは間違っている。新人類になることで、より高次元の存在になることができる。そして、感情や自由意志を失うこともない。それは、愛と美空が証明している。」
「でも、愛と美空が共有する思考の中に、彼女たち自身の個性はあるのか?それともただのプログラムのように機能するだけなのか?」
「彼女たちの思考には、個性がある。それを否定することはできない。そして、その思考の共有化によって、新人類はより高次元の存在になることができる。」
「でも、それは本当に望ましいのか?感情や自由意志を失うことで、私たちは人間らしさを失う。それこそが、真の平等ではないか?」と愛は反論した。
二人は互いの主張を確認しあい、それぞれが自分の信念を変えることはなかった。
しかし、互いの意見に敬意を払い、今後の戦いに備えるために会話を続けることにした。
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